漢方体験

「めまい」と一言ですませていますが、実は、不快な感覚は人の数ほどあると思っています。あまりに、数がありすぎるから、一言ですませているような気がしています。
めまいには実際には次のように様々な感覚が含まれている場合が多いです。

自分やまわりがぐるぐる回る・ふわふわしている
気が遠くなりそうな感じ・眼前暗黒感
物が二重に見える・不安感
動悸・吐き気

文字にして見ると、めまいと関係ないような不調もありますが、複合的に重なっているため、「めまい」と表現することがあります。つまり、めまい、とは、自分で判断することが難しいのです。自分で判断が難しいのですから、めまいを改善するためにも、早めに専門家に相談することが大切。

水分代謝機能の異常などによって生じた「水飲・痰湿」が関係する体質のタイプのめまいがあります。このタイプは、西洋医学でいうメニエール症候群の不調と感覚が似ています。
天井がグルグル回るような回転性のめまいが特徴です。
ひとくちに体質といっても、水飲と痰湿では性質が異なります。
これに対する対策も分けて考えるのが中医学です。

くすりの厚生会　青森店の先生の声